乳輪・乳頭の色素、黒ずみで強いコンプレックスを抱く女性は非常に多く数多くの相談が寄せられます。
・遊んでいるように思われた
・経験豊富だと思われた
・パートナーとの会話の中で指摘された
・気付いた頃には周囲との色が違った
・妊娠・授乳で濃くなり元の色調まで戻らない
・徐々に黒ずんできた
・薄い色・ピンク色の乳輪・乳頭に憧れている
など悩みだす原因も様々です。
乳輪・乳頭の色は、先天性理由、後天性理由にわかれ、多くは生まれつき、先天性が理由であるメラニンで決まりますので病気ではありません。
恥じる事ではありません。髪の色、肌の色、黒目の色も個々で違います。
世間、周囲の情報など、思いがけない一言、心無い一言で悩み、コンプレックスに繋がってしまっている方は多くいらっしゃいます。
色を決めるメラニンには、黒色メラニン(ユーメラニン)と肌色メラニン(フェオメラニン)があり、このメラニンの量と割合によって髪の毛の色、肌の色などが個々で異なります。
黒色メラニン(ユーメラニン)は、褐色~黒色のメラニンになり、黄色人種は、この黒色メラニン(ユーメラニン)を多く持っています。
このことから黄色人種(日本人)の乳輪・乳頭の色も茶色になり色調が異なるだけで薄い茶色・茶色・濃い茶色・黒に近い色などにわかれるのです。
また、後天性は摩擦・刺激・妊娠・出産・加齢などによる色素沈着によってデリケートゾーンや乳輪・乳頭の色素は濃くなります。
当院では、3種の方法があり、ピコレーザー治療(2種)と外用薬治療を行っております。
ピコレーザーによる乳輪・乳頭の色素、黒ずみを薄くする治療は2種類あり、短い波長で治療するニップルピコレーザーと、長い波長で治療するニップルピコトーニングがあります。
外用薬でのご治療は、トレチノイン・ハイドロキノンを用い1日2回ご自宅でケアしていただきます。
メリット・デメリットを考慮し、患者様の生活スタイルに合わせたご治療をおすすめしています。
当院では、平成27年12月に
北関東で初導入、1台目となる、
を導入しました。
近年『ピコレーザー』とよく耳にしますが、ピコレーザーと一言でいってもプラットフォームの違いがあり機械はメーカーによって全く違うピコレーザー機になります。
ピコレーザーには、ピコウェイ・ピコシュア・エンライトンがあり、当院では後者、キュテラ(CUTERA)社のピコ(Pico)レーザーエンライトン(enlighten)を導入しました。
ニップルケア(乳輪・乳頭の色素除去)の治療の違い | |||
---|---|---|---|
治療名 | ニップルピコレーザー | ニップルピコトーニング | トレチノイン治療 |
通院 | 1回 | 10回 | 3回 |
治療期間 | 1~2週間 | 5カ月 | 3カ月 |
1回の治療時間 | 5~10分 | 2~5分 | 5~10分 |
麻酔 | 希望時 | 必要なし | 必要なし |
痛み | ゴムではじかれる痛み | 多少チクチクする痛み | ヒリヒリ感 |
治療後の痛み | 数時間~当日ヒリヒリ | 無い場合が多い | 1カ月痛痒さ |
ダウンタイム | 1~2週間カサブタ | 特になし | 皮むけ・周囲の赤み |
ホームケア | 1日2回美白クリーム | 1日2回美白クリーム | 1日2回軟膏 |
効果の出る時期 | カサブタ脱落後 | 5カ月後以降 | 2か月後以降 |
効果 | ◎ | △ | 〇 |
ニップルピコレーザーとは(短い波長)
様々なレーザーがありますが、このピコレーザーはメラニンを粉々にする性能がある為、他レーザーに比べ効果が期待できるのです。短期間でしっかりとした効果が得られます。
ニップルピコレーザーの治療間隔
元々の色素料にもよりますが、基本的には1回の治療ですが、更に色調を薄くしたい方は2回目のご治療も可能です。レーザー照射後は、色素沈着を予防するため、美白クリームをご自宅で1日2回塗っていただきます。
治療内容
治療時間
5~10分 |
生活制限
内容 | 制限 |
---|---|
シャワー | 当日から可能です。 |
入浴 | 翌日から可能です。 |
飲酒 | 当日から可能です。 |
タバコ | 当日から可能です。 |
スポーツ | 治療直後はお控え下さい。 |
ニップルピコトーニングとは(長い波長)
今まで難しかったレーザーによる乳輪色素除去を、キュテラ社エンライトンを用いたピコレーザーによるトーニングが可能としました。低出力の波長を均一に照射することにより、穏やかにメラニン色素を除去するので、強い刺激での炎症(色素沈着など)を抑えながら症状を改善します。
ニップルピコトーニングの治療間隔
治療後はメラニンが排出されるまでに数週間を要するため、症状や反応にもよりますが、基本的には2~3週間隔で5回~10回(1クール)の治療をお勧めいたします。
※治療間隔を短くしたり、治療回数を増やしたりしても、色調が薄くなるわけではありません。内服治療も行っている場合は、治療期間中も続けて頂きます。
治療内容
ピコレーザー治療が受けられない場合がある方
・日焼けしている方
・刺激性の高い皮膚状態の方(アトピー、蕁麻疹、アレルギー等)
・授乳中、経口避妊薬を内服している方
・創傷治療に問題のある方
・抗凝血剤を服用している方
ピコレーザー治療が出来ない方
・金製剤の服用歴がある方
・治療部位に金の糸を入れている方
・光感受性の強い方(光アレルギー等)
・光感受性を増強させる薬剤を服用している方
・妊娠中の方
料金表
お支払方法
- 現金
- クレジットカード(VISA・MASTER・JCB・AMEX・DINERS)
- デビットカード
- 医療ローン(頭金0円~最長84回払いまでの低金利分割)