肥満の種類
肥満のタイプは
①『脂肪細胞増殖型肥満』
②『脂肪細胞肥大型肥満』
③『脂肪細胞混合型肥満』
の３つの肥満タイプに分類されます。
①脂肪細胞増殖型肥満とは、体の各部位の脂肪細胞の数が増加してしまう肥満タイプの事で、脂肪細胞が増えやすい時期の過剰摂取は脂肪細胞の分裂を活発にし、脂肪細胞が増えるのは、胎児期（妊娠末期）・乳児期（生後１年間）思春期と言われ、第３期の思春期を越すと脂肪細胞は増加しません。
また、１度増えた脂肪細胞の数は減る事はありません。
②脂肪細胞肥大型肥満とは、脂肪細胞の大きさが大きくなってしまう肥満タイプの事で、第３期の思春期以降の過剰摂取によって脂肪が蓄積され脂肪細胞が肥大してしまいます。
③脂肪細胞混合型肥満とは、脂肪細胞の数が増加してしまい、尚且つ増加した脂肪細胞１つ１つの大きさが大きくなってしまう、増殖型肥満と肥大型肥満が混合された肥満タイプの事で、細胞が増える思春期までの過剰摂取と、思春期以降の過剰摂取によって脂肪細胞は多く大きくなってしまいます。
白色脂肪細胞とは
白色脂肪細胞（WAT）は単胞性脂肪細胞ともいい、細胞内に脂肪を蓄える大きな油滴が1個あります。
脂肪は脂肪細胞内の油滴に蓄えられる為、油滴は大きく膨らむ事ができます。
大きな油滴を持つ白色脂肪細胞は、沢山の脂肪を蓄えることができる為、白色脂肪細胞（WAT）内の油滴が脂肪を大量に蓄えれば肥満につながります。
この白色脂肪細胞（WAT）は、皮下・内蔵と全身に蓄えられます。
褐色脂肪細胞とは
褐色脂肪細胞（BAT）は多胞性脂肪細胞ともいい、細胞内に脂肪を蓄える小さな油滴が多数あります。
脂肪は脂肪細胞内の油滴に蓄えられない為、油滴は大きく膨らむ事ができません。
褐色脂肪細胞は余分なエネルギーを体温保持などの熱源として放出する働きがあります。
この褐色脂肪細胞（BAT）は大人でも４０ｇ前後程しかなく、首の後ろ、脇の下、肩甲骨、心臓、腎臓の周りの５箇所のみに存在する脂肪です。
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