毛孔性苔癬(さめ肌)とは
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)とは、毛穴のまわりに角質がたまることで、小さなブツブツや赤みが生じる皮膚疾患の一つです。
ざらついた肌触りが特徴的で、一般的に「さめ肌(鮫肌)」と呼ばれることもあります。顔・二の腕・背中・お尻・太ももなど、毛穴が多い部位に現れやすく、見た目の印象に悩んで来院される方が多い症状です。
毛孔性苔癬のはっきりとした原因は解明されていませんが、毛穴の角化異常により角質が角栓となって詰まることで発症すると考えられています。
遺伝的な体質であったり、乾燥・敏感肌の方は特に起こりやすい傾向があります。多くの場合、赤みやかゆみなど強い症状はありませんが、乾燥する季節にはかゆみを伴うこともあります。
また、無理に削ったり掻いたりすると色素沈着の原因になるため注意が必要です。
毛孔性苔癬は自然に治ることが少なく、セルフケアだけでは改善が難しい皮膚疾患です。保湿やスクラブだけでは一時的な効果しか得られないため、医療機関での専門的な治療が推奨されます。
「長年、二の腕や背中のブツブツが気になっている」「夏に半袖や水着を着るのに抵抗がある」といった方は、ぜひご相談ください。このような方におすすめ
・お尻のザラザラを改善したい
・二の腕が赤くプツプツしている
・市販の薬では改善しなかった
・根本的にしっかり改善したい
毛孔性苔癬の治療方法
毛孔性苔癬(さめ肌)の改善には、ピーリングとフラクショナルレーザーを組み合わせた治療が効果的です。当院では、ケミカルピーリングとフラクショナルレーザーの併用を行っています。
ケミカルピーリング×フラクショナルレーザー
ピーリング治療にて、薬剤を皮膚に塗布し、毛穴に詰まった角質をやさしく溶かして取り除きます。 古い角質を除去し、肌のターンオーバーを正常化させることで、毛孔性苔癬特有のざらつきや赤みを改善し、なめらかで艶のある肌へと導きます。
フラクショナルレーザー治療は、点状にレーザーを照射して皮膚に微細な穴を開け、創傷治癒力を活性化させることで新しい皮膚の再生を促す方法です。 この過程でコラーゲンが増生され、毛穴周囲の皮膚が再構築されるため、弾力性のある滑らかな肌質へ改善します。

2つの治療を組み合わせることで、毛孔性苔癬の原因となる毛穴の詰まりや角質の蓄積を効果的に改善し、自己ケアでは解消しにくい「ブツブツ肌」「さめ肌」の根本的な治療が可能となります。
当院では、仕上げに「ラミューPLマスク」でパックを行います。
PLマスクには、プラセンタエキスやヒメフロウエキスなど、美容液1本分に相当する美容成分が贅沢に配合されています。
肌のターンオーバーを促進し、レーザー照射後の炎症を抑える効果も期待できます。さらに、高密着のマスクが角質層のすみずみまで潤いを届け、しっとりとした健やかな肌へ導きます。

治療の流れ
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- ①カウンセリング・診察
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カウンセリングにてお肌の状態を診察し、治療内容のご説明をします。 分からないことや不安なこと、なんでも遠慮なくお尋ねください。
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- ②治療
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患部を清潔にし、ピーリングを行います。 その後、フラクショナルレーザーの痛みを軽減するために、麻酔クリームを塗布します。 約20分経過しましたら、フラクショナルレーザーを照射し、最後に成長因子を導入します。
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- ③クーリング・アフターケア
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治療後、そのままお帰りいただきます。 腫れやかゆみなど、心配なことがありましたら検診へお越しください。
施術の詳細
| 施術時間 | 60分 |
|---|---|
| 治療間隔 | 1ヶ月に1回の間隔で10回以上 |
| 痛み | 麻酔クリームを使用しますので痛みは緩和されます |
| シャワー | 患部は6時間以上空けてください |
| 入浴 | 翌日から可能 |
| 注意事項 | 角質除去剤やスクラブ剤の使用は最低1週間空けてください 紫外線対策・保湿をしっかり行ってください |
料金表
| 回数 | 料金(税込) | |
|---|---|---|
| ケミカルピーリング×フラクショナルレーザー(マスクパック付き) | 1回 | ¥99,000 |
よくある質問
Q.毛孔性苔癬(さめ肌)は自然に治りますか?
A.毛孔性苔癬は加齢とともに目立たなくなる場合もありますが、自然に完全に治ることは少ないです。 保湿などのセルフケアでは一時的な改善にとどまるため、医療機関での治療がおすすめです。
Q.毛孔性苔癬の原因は何ですか?
A.はっきりとした原因は解明されていませんが、毛穴の角化異常によって角質が詰まることで発症すると考えられています。
遺伝的な要因や乾燥肌・敏感肌の方に多く見られます。
Q.毛孔性苔癬はどの部位に多くできますか?
A.二の腕や太もも、背中やお尻など、毛穴が多い部位に発生しやすいのが特徴です。
顔や首に出ることもありますが、ほとんどが体の部位に見られます。
Q.毛孔性苔癬の治療にはどのような方法がありますか?
A.当院では、ピーリングとフラクショナルレーザーを組み合わせた治療を行っています。
角質を取り除き、肌のターンオーバーを整えると同時に、コラーゲンの増生を促すことで、ざらつきや赤みを改善してなめらかな肌へ導きます。
Q.毛孔性苔癬は痛みやかゆみがありますか?
A.多くの場合は見た目のざらつきや赤みが中心で、自覚症状はほとんどありません。
ただし乾燥する季節にはかゆみを伴うことがあり、掻き壊すと色素沈着につながる可能性があるため注意が必要です。







